旅をして気分転換をするのも人生には大切。このシリーズでは車を使わずに、気軽にお出かけできるスポットを紹介していきます。
今回は神奈川県の大山。その山自体がご神体ともいわれ、神社と一体化した山です。
風景が素晴らしく、ミシュラン2つ星にも選ばれています。
さらに、途中まではケーブルカーで登れ、ケーブルカー到着駅から山頂までは休憩もはさんで2~3時間なので都内から日帰り登山しやすい山です。
今回は小学4年生でも登れるか、途中リタイヤ覚悟で出発。
大山フリーパスを購入
都内(新宿を起点)出発の場合、おすすめは大山フリーパス(2520円)を利用するとお得です。
新宿ー大山阿夫利神社駅までの往復(電車、バス、ケーブルカー利用)で約700円ほどお得になります(2023現在)。
スマホ所持者はEmotという小田急のアプリで事前購入可能。
1人1台必要なので、スマホなしの子供分は駅の券売機でフリーパス(紙)を購入します。
Emotというアプリ、チケット表示画面のデータ再取得ボタンがうまく起動せず、電車の改札やバスの乗り降り時に改札員に見せる画面が出てこず、ひやっとします。
アプリ最初から立ち上げないとチケット画面がうまく表示されないということを学びました。(再取得ボタンは「使わない」と思ったほうがいいです)
事前購入は楽ですが、アプリの出来がいまいち。
余裕があれば、券売機のフリーパス(紙)を買った方が安心感があります。
新宿から大山阿夫利神社下社までの所要時間
8:01 新宿発 小田急 小田原線 快速急行小田原 行き
8:55 伊勢原着
9:00発 伊勢原バス停 4番 大山ケーブル行バス
9:30着
ケーブル駅まで徒歩で移動。
バス停から大山ケーブル駅までは緩い坂道。
この後に、362段の階段があります。
階段を登りきるとケーブルカー駅です。
バス停から大山ケーブル駅まで約15~20分。
てきぱき歩けば、10時00分発のケーブルカーに乗れます。
頂上の大山阿夫利神社下社まで6分。
ケーブルカーからの眺めはミシュラン2つ星☆ 当日の景色をどうぞ!
ケーブルカーを下車してから、さらに階段をあがると神社下社に着きます。
参拝してから、登山に出発します。
大山阿夫利神社から山頂までの所要時間
正式な登山ルートは、「表参道」といい、大山阿夫利神社の正面から左手にある急峻な階段を上がるルートです。
しかし、表参道ルートは大きな岩も多く、足場を適切に選ばないとバランスを崩し危険です。
大山は標高も1252mと高くなく、日帰りできるので人気がありますが、県警が毎月出動しています。
県警のページ:山岳遭難事故発生状況/伊勢原警察署/神奈川県警察 (pref.kanagawa.jp)
しっかりした登山靴、レインウェア(大山は雨降り山)は必須で登山準備をしましょう。
今回は子連れのため、時間はかかっても勾配のきつくない展望台経由ルートを選ぶことにしました。
下の地図の青いルートが見晴らし台経由の登り。赤いルートが表参道で下山に利用します。
10:20 出発
11:10 展望台着 (地図の青ルートの770付近)
11:40 展望台出発
12:25 頂上着
おおよそ2時間みれば、ゆっくり登っても頂上に着くことができました。
下山は岩が大きく、雨が降ると滑りやすいので要注意!
表参道の下山は約1時間強でした。
山頂売店スタッフのお話
大山の山頂には軽食や飲料を提供する売店があります。
なんと、このお店に並ぶ食材は、人力で山頂まで運ばれたもの。
人力で山の店に荷物を運ぶことを「歩荷(ぼっか)」といいます。
丁度、歩荷の方にお会いしたら、なんと本日は1回で70㎏を運ばれたと!
登山客には心無い発言をする人もいるようで、
「ここのメニュー高いね~」
などという人もいるそうですが、山の上の食材は歩荷の苦労の上にあるのです。
高い、と文句を言うような客には売らない、自分で持ってきたものを食べるよう話した、と山頂売店のご主人。
私たちが食べたメニューは「おでん 600円」。
決して高くないです。
山頂で温かく、美味しい出汁のおでんがたべられるなんて、とてもありがたいことです。
歩荷の方、どうもありがとうございます。
結論 小学生でも登山可能!
子供のほうが体重が軽いからか、一番元気で、大人よりも早く登ってしまいました。
小学生4年生以上なら登山できるとおもわれます。
そのお子さんの体力にもよると思いますので、場合によってはリタイヤも考えて余裕をもって登山を楽しんでくださいね。
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