AQW-DX12Nを買ったのでレビューします
このブログのテーマ、人生を自由に楽に生きるためには「家事の時短」もとても大切!
家事を楽にするために、我が家では大物以外の洗濯物は、外がお天気でもドラム式洗濯乾燥機で衣類を乾かします。コストについては、別の記事で記載していきます。
さて、今回はドラム式洗濯乾燥機、多すぎてどれを選んだらよいか分からない、実際につかってみてどうだったか知りたい、そんな方のために記事を書きました。
今回、我が家では約9年使用した日立のビックドラム「風アイロン」からアクアのAQW-12DXNに買い換えました。
結論から申し上げますと、買ってとっても良かった!
日本製から中国メーカーに浮気したのはちょっと心苦しくもありますが、後述するように、アクアは日本の研究所で開発、製造されています。
時間がない方のため、良かった点を箇条書きにしておきます。
日立のビックドラムからの買い替えを検討している方、ご参考になれば幸いです。
良い点:
- 洗濯機のメンテナンス(掃除)が劇的に楽になった!
- 乾燥の音が静か!
- 乾燥が弱い口コミを散見するが、乾燥する量が少なければ標準モードでちゃんと乾く
- 乾燥後のしわも、風アイロンと見劣りしないほどしわが少ない
欠点:
- 洗濯終了してドアを開けると、ドアやパッキンに水滴が大量についており、ぽたぽた落ちる(洗濯→乾燥連続モードなら気にならないが、洗濯のみしたいときは、ドアを開けると床がぬれるかも)
- 背は低いが、9㎏→12㎏になったため、ボディが大きくなり、手前への圧迫感がある
- 洗濯物の量が多いと自動乾燥で乾かないことがあるので工夫が必要
AQUAは水平ドラム
まず、ドラム式洗濯乾燥機を選ぶにあたり、乾燥機能を重視すると斜めドラムよりも水平ドラムに軍配があがるため、水平ドラムのメーカーに絞られます。
調べると
- 斜めドラム: パナソニック アイリスオーヤマ シャープ 日立 東芝
- 水平ドラム: アクア
2023年9月現在、水平ドラムはアクアのみのようです。
AQUA(アクア)は中国メーカー?
AQUA株式会社は中国のハイアールグループの傘下にあります。しかし、中身はかつて存在した日本の電気メーカー「三洋電機」の洗濯機部門AQUAを買収したものであり、いまでも日本で開発、製造されています。
日本のコインランドリー等の業務用洗濯機は、三洋時代から現在でもこのメーカーがトップシェア(7~8割)であり、そのノウハウが家庭用洗濯機にも詰め込まれているということで、洗濯機の性能に期待が高まります。
30年ほど前に、「洗濯機は三洋がいい」と親世代が言っていたのを思い出しました。
AQUA(アクア)は省スペース
有名メーカーの製品の大きさを比較してみましょう。すべて洗濯量12kgクラスです。
- AQUA AQW-DX12N:595×943×685 mm
- パナソニック NA-LX129CL:639×1060(1283)×722 mm
- 東芝 ZABOON TW-127XP3L:645×1060(1199)×720 mm
- 日立 ビッグドラム BD-NX120GL:735(695)×1070×620 mm
ダントツでAQUAが省スペースですね。
我が家は大きなスペースもなく、蛇口までの高さも問題になったため、最も小さいAQUAが第一候補に上がります。
この時点で、もう、これ以外は購入候補から外れました。(水平ドラム、省スペースを満たすのはこれ以外にない!)
実際購入してみると、意外にも日立のビックドラム(9/6kg)よりもドラムの大きさが一回り大きかったです。
これだけドラムが大きいと、洗浄力や乾燥に期待ができそうです。
AQW-DX12NとAQW-D12Nの違い
洗濯の性能は大きく変わらないです。
温水洗浄、乾燥フィルター自動洗浄など、基本は同じ。
上位機種のDX12Nにあるものは
- Ai ウオッシュ
- UVライトによる除菌
- 乾燥スタート時のサポートヒーターで乾燥時が550Wと省電力(ちなみにD12Nは660W)
- エアウオッシュ(ミストによる殺菌洗浄)
- 液体洗剤 柔軟剤の自動投入
(これは逆に欠点にもなる。手動投入口は1個のみ。つまり、粉洗剤と液体漂白剤を入れたい場合は、どちらかをドラムに直接入れないと混ざって固まる。柔軟剤を入れたい場合は後入れの時間にアラームが鳴り、手動でいれなければならない。)
一方、D12Nの方が良い場合は
- 粉洗剤、液体漂白剤、柔軟剤の3つの投入口が分かれている。
昔ながらに、洗剤を衣類の種類に分けて変えたい、粉+液体酸素系漂白剤+液体柔軟剤の組み合わせにしたい、などカスタマイズをしたい場合はD12Nがお勧めです。
DXにしてしまうと、無駄に難しくなり、手間が増えます。
私はカスタマイズしたい派ですし、洗浄力重視で粉洗剤を利用しているので、最後まで迷いましたが、最終的にはDX(上位機種)に決めました。
理由は、我が家は柔軟剤をつかわない(乾燥機で乾かすとそれだけでふんわりする)、将来的に時短のため洗剤自動投入に切り替えることもできる、粉洗剤を使いたいときは(小さくてやりにくいが)手動投入口に入れ、液体酸素系漂白剤はドラムに直接入れればいいや、と考えたからです。
実売価格で6000円ほどしか差がなかったのも理由です。
AQUA(アクア)AQW-DX12Nの欠点
洗濯終了時ドアがびちょびちょ
洗濯終了時、大量の水滴がドアとドアパッキンに付着し、ドアをあけるとボトボト垂れてきます。
日立のときは小さい水滴で、垂れるほどではなかったので驚きました。
洗濯物は脱水がおわっていますが、その洗濯物でドアやパッキンを拭きたくなります。
スマホ連携機能なし
また、パナソニックなどに搭載されているスマホ連携機能はありません。我が家ではスマホに「洗濯終わりました」などの連絡は不要なので、まったく困りません。しかし、スマホが体の一部になっている人には、物足りないかもしれません。
AQUA(アクア)AQW-DX12Nの乾燥機能
一部の口コミでは、「乾燥が弱い」「乾かない」とあり、心配していた乾燥機能。
実際に使ってみると、標準モードでも普通に乾きました。
しかも、風アイロンに劣らないシワの無さ!
これは、期待以上でした。風アイロン以外の機種では衣類がシワシワになるものかと先入観がありましたが、さすが、大きな水平ドラムのおかげでシワが少ないです。
購入1か月での追記:
やはり洗濯物の量が多いと自動で乾かない日がありました。 洗濯終了後の脱水が弱いのが原因のようです。対策として
・脱水時のドラム回転数をデフォルト800→1200回転/分に変更
・脱水時間を12分(最長時間)にする
・乾燥強度を+1や+2にする
AQUA(アクア)AQW-DX12Nのお手入れは?
毎回、洗濯槽下部にある糸くずフィルターを掃除すること、とありますが、1回ではあまりに埃がすくなくて(日立が大量だったため)、いったい埃はどこへ行ったのだろう?と疑問に思うほどでした。
乾燥フィルターも週1回のお掃除でよいそうです。
日立より圧倒的に楽になりました。
AQUA(アクア)AQW-DX12Nはお手頃価格!
大体同じようなスペックの他社メーカーと比較し、アクアは3~5万ほどお安いです。これは、本当にありがたい。
省スペース、高スペック、お手頃価格。これも購入の大きな動機になりました。
ちなみに、かかった費用は以下の通りです。
本体175000円(ポイント還元10%)
+設置1100円
+リサイクル配送料550円
+リサイクル料金2530円
合計 179180円 (ポイント還元分:17500円考慮すると実質161680円)
20万以内で買い替えが完了し、ほっとしました。
日立ビックドラムを止めたわけ
ドラム固定のねじカバーが取れた!
日立ビックドラムの内部、ねじでドラムを固定していますが、このねじカバーがとれ、固定ボルトがむき出しになったのです。
そのねじカバーの裏がひどいことに!!
9年間の埃とカビで閲覧注意です。ちなみに、約半年に1回はメーカー指定の塩素系洗濯槽洗浄液SK-1で掃除していました。
風アイロンで飛んだ埃が細かいカバーとドラムの隙間に入り、こんなことになっていたのですね。。。
今回のAQUAには内部のねじ止めカバーがないです。ホッとしました。
乾燥時の音がうるさい
購入して2年ほどで急に乾燥時の騒音が大きくなった印象でした。
一度、メーカーのサービスマンに見に来てもらいましたが、異常ないとのこと。こんなものかと思っていましたが、AQUAに変えて静かでびっくり。
洗面所の戸を占めれば、殆ど気にならない。買い換えてよかった!
埃を取る掃除が大変!
ビックドラム、2023年の新製品では乾燥フィルター掃除が無くなりましたが、9年前のは毎回3か所掃除しなければなりませんでした。
乾燥フィルター
ドアパッキン
糸くずフィルター
そして、糸くずフィルターでキャッチできなかった埃は、別売りの糸くずボックス(排水パイプに取り付け)でキャッチしないと、「排水できません」の「C02」エラーがでる。
ボックスを買わないときは、「C02」エラーが頻発で、ほとほと困りました。
高速の風で乾かすため、大量の埃が吹き飛び、あちこちに付着するのは致し方ないですが、疲れました。
結論
アクアに変えてよかったです。欠点の洗濯終了後のドアに付着した水滴を拭くほうが、大量の埃の掃除よりずっと楽です。
ドラム式洗濯機はとても重たい(100kg前後)です。素人は設置できません。
今回も男性2人が汗だくになって運び、設置してくださいました。感謝。
購入するときは、品物だけ注文せず、設置も必ず申し込んでくださいね。
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